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駆け出しエンジニアの気ままにブログ

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【本まとめ】資本論の入門書「マルクス自身の手による資本論入門」をまとめてみた。(2)  

shihonron_nyuumonn

今回も前回に引き続き「マルクス自身の手による資本論入門」についてまとめていきます。


Chapter 03 資本主義的生産の基礎

Point 07: 資本家は「余剰価値」を求めて商品を生産する。「剰余価値」は「不払労働」から生じる。


「労働力」の消費は「労働」そのものです。労働力の買い手は、労働力の売り手に労働させることによって労働力を消費します。
資本家は財貨を、自家消費のためにではなく市場向けに製造します。つまり彼は、商品を生産するのです。
資本家にとってだいじなのは、商品を生産するのに必要な「生産手段と労働力との価値の総額」よりも「大きな価値をもつ商品」を製造することです。つまり、資本家は「余剰価値」を求めているのです。
「剰余価値の獲得」こそ、まさに、貨幣所持者を駆り立てて自分の貨幣を資本に変えようとさせる、また、生産をしようとさせる唯一の動因です。
「剰余価値が発生」するのは、ただ、「労働力」がそれ自身の価値の埋め合わせに必要であるよりも長い時間働くことによってです。もっとあからさまに言えば「剰余価値」は「不払労働」から生じるのです。
「労働材料」と「労働手段」はひとりでに新たな価値を創造することはありません。「剰余価値」を生産することができるのは「労働力」だけなのです。

Chapter 04 労働日

Point 08: 「必要労働時間」は「労働力の価値」によって決まる。「労働日の標準化」は労働日の制限をめぐる闘争として現れる。


生産のための諸条件が同じままであれば、「必要労働時間」は「労働力の価値」によって決まっています。たとえば、労働者の毎日の生活手段を生産するのに平均して6労働時間が必要であれば、必要労働時間は6時間です。
資本主義的生産の歴史では、「労働日の標準化」は労働日の制限をめぐる闘争ーー総資本家すなわち資本家階級と総労働者すなわち労働者階級とのあいだの闘争ーーとして現れます。
労働者が非常に強硬な姿勢をとったので、資本家は妥協し、1850年8月5日の追加工場法によって法的効力を与えられました。それはリレー制度に一挙に結末をつけました。

Chapter 07 工場制度発展の諸結果

Point 09: マニュファクチュアでは、さまざまな熟練度の労働者からなる等級制があったが、工場ではそのような大きな不等性は消滅します。


マニュファクチュアでは生産過程の変革は労働力から出発したが、大工業では生産過程の変革は労働手段から始まります。すなわち手で使う道具に代わって機械が登場するのです。
工場は、本質的に二つの種類の労働者を充用するだけです。現実に「機械について働いている労働者」と、「機械に原料を渡す手伝い」です。


Point 10: 工場経営への移行においては、熟練者は餓死と格闘することになった。


手工業経営やマニュファクチュア的経営から工場経営への移行においては、移行がゆっくりと進んで手労働が機械労働に抵抗してこれと競争しようと心みるか、移行が急速に進んでとつぜん大量の労働者を路上に放り出すか、このどちらかになります。
前の場合には、19世紀の初のイギリスの木綿手織り工のように、ある部類の労働者の全体が数十年にわたって餓死と格闘することになります。後の場合には、しばしば、何千人もの人々が即座に餓死します。
ですから、労働者たちが長期間にわたって、工場の根本条件である機械と狂信的に闘い、しばしば機械を打ち壊すことに夢中になったことを不思議に思う必要はありません。
景気が特別にいい時期を除いて、資本家たちのあいだで販路をめぐる激しい闘争が荒れ狂いますが、この闘争をたたかい抜くために用いられる武器は、商品をかぎりなく安くするということです。
機械の改良などによって値下げが可能にならないときは、またもや労働者がひどい目にあわされます。彼らの労働力の価格が引き下げられるのです。

Chapter 08 労賃

Point 11: 「労賃」は、「労働力の価値または価格」に対して(「労働の価値または価格」に対してではなく)支払われる等価物のたんなる現象形態です。


資本家が労働者から受けとるものは、ある量の労働です。資本家はこの労働を入手するのに、ある量の貨幣を支払います。
実際に価値をもつのは「労働力そのもの」であり、労働力が価値をもつのは、労働力もまた労働の一つの生産物であって、生産と維持とが労働を必要とするからです。


Point 12: 労働者が「労働する許し」を手に入れるのは、「資本家のための強制労働」を行うときだけです。


ほかの人間のために無償で行なわなければならない労働は強制労働であって、労働者は事実上一種の奴隷であり、自由人ではないことを示しています。


Point 13: 労賃の二つの主要な種類は「時間賃金」と「出来高賃金」です。


労働力は「一定の時間極めで売られる」ので、賃金も日賃金、週賃金などの「時間賃金」の形態をとります。
これに対して「出来高賃金」では、労働はそれ自身の量によって支払われるのではなくて、労働によって提供される「生産物の量に比例して支払われる」ように見えます。


Point 14: 資本主義的生産様式の諸法則についての無知は「賃金の引き下げ」を引き起こす。


「時間賃金」が行われているところでは、資本家はあるときには毎日異常に多くの時間数の労働を行うように要求し、またあるときにはまったくわずかの時間数の労働しか行わないように要求することができます。
前の場合には過労が生じ、後の場合には露命をつなぐのに必要なだけの賃金さえも得られなくなります。
労働日の長さが決まっていて、超過時間が採用されるときには、「超過時間に対する支払を含む日賃金の総額」によって埋めあわされるものは、「労働力の日価値」よりも少ないのです。
そのため、労働日が長くなればなるほど労賃は少なくて済みます。「労働者の生産量」が増えれば増えるほど、同じ量の商品を生産するのに必要な労働者の数はそれだけ少なくなるので、「労働力の価格」は下落します。
「出来高賃金」の場合には、一定額の賃金を得るためには一定量の商品が完成されなければなりません。
「商品のあら探し」と「賃金の控除」は出来高賃金と結びついていて、資本家はこれらを体系的にだましとりのか形で応用します。資本家はこれによって監督費用を大幅に削減できるのです。
出来高賃金労働者は、自分の所得を高めようとして、自分の力を極度にまで緊張させ、労働時間を延長しようと努めますが、このことは時間賃金の場合と同じ理由から結局は賃金の引き下げという結果をもたらします。


今回のポイントとしては、

・「剰余価値」は「不払労働」から生じる。(無償で行わなければならない労働は「強制労働」)
・「必要労働時間」は「労働力の価値」で決まる。「労働日の標準化」は労働日の制限をめぐる闘争として現れる。
・マニュファクチュアでは熟練度による等級制があったが、工場ではそのような不等性が消滅する。
・「労賃」は(労働ではなく)労働力の価値または価格に対して支払われる等価物の現象形態である。
といったところでしょうか。

産業革命期における資本家と労働者の軋轢が目に浮かぶようですね・・・。
次回以降も、まとめていきたいと思いますので、興味のある方はもう少しお付き合いくださいませ。

ということで、今回は以上です。


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