駆け出しエンジニアの気ままにブログ

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【本まとめ】先制型プロジェクト・マネジメント(著;長尾清一)のプロローグをまとめてみる。  

プロジェクトマネジメントの標準を学ぶための良書です。(先輩PMに推薦いただき手に取りました。)

今回のエントリでは、本書の中でもプロジェクト・マネジメントの全体的な概論について、(主観的ですが)ポイントだなーと思った箇所をまとめていきます。

”プロジェクト・マネジメントでは、ダイナミズムに対し先手を打つ”
・プロジェクトの不確実性、変動要因を見極め、変化を予見し、プロジェクトが「どうしたら失敗しないか」を考え、柔軟に行動する。


”「今どこにいるのか?」を継続的に問い続ける。”
・プランと現況との乖離はどの程度か、乖離の原因は何か、新たに予測できるリスクは何か、どのように対応策を具現化するか、ということをプロジェクトの進行期間中継続的に問い続ける。
・小さな乖離にとらわれて最終目標を見失わないようにする。

#乖離を埋めるプロジェクトの軌道修正には、利害対立の解消、チームの動機付け、社内政治スキル、交渉力など、プランには反映されない現場レベルでの問題解決力を発揮する必要がある。
#既存知識の適用が妥当か、欠落情報はないか、情報分析が正しいか、プロジェクトに関する知識や情報について内省検証することが重要。


”企画, プランニング, 実施・コントロール, 終結のフェーズ”
・プロジェクトが各フェーズを進む過程で、事業戦略を軸として、営業活動、財務分析、成果物作成の実質作業、それを支える事務作業などとの連携によりプロジェクトマネジメントを実施する。

PPM_fig002


<企画フェーズ>
・プランの実効性を高めるために、プラン策定前に、「プロジェクトの定義付け」のプロセスで、プロジェクト情報を整理する必要がある。
→プロジェクトの目的、目標からはじめて、成果物(中間成果物)、リスク、前提、実施上の制約、調査すべき項目などを特定する。
→プロジェクト定義付けシートを活用し、「わかっている箇所」と「わかっていない箇所」に切り分け、わかっている箇所を「事実」と「仮定」に、わかっていない箇所を「調査できる箇所」と「想定(仮定)できる箇所」、「そうでない箇所」に切り分ける。

PPM_fig001


<プランニングフェーズ>
・プロジェクト・プランは、WBS、リソース・プラン、見積り、スケジュール、リスク管理プランの各下部プランで構成される。

プロセス 内容
WBS 目的を持ったプロジェクト業務を完遂するために必要な個々の成果物、作業スコープの詳細を割り出し、ツリー構造化するプロセス。
リソース・プラン WBS構築で割り出された各作業を完了するために必要なリソースを特定するプロセス。
見積り 概要見積もりと詳細見積もりを検討するプロセス。
- 概要見積もりでは、類似プロジェクトのコスト構成比や傾向を考慮して概算する。
- 詳細見積もりでは、WBSの各作業の所要期間を見積もり、リソースの質、量、生産性、単価を考慮して各作業のコストを算出する。
スケジュール WBSで構造化された作業の特製と依存関係を考慮して作業順位をつけ、ガンチチャートやネットワークダイアグラムで表記するプロセス。
リスク管理 プロジェクトのライフサイクルの全行程で、継続的にリスクを洗い出すプロセス。重大リスクを絞り込み、重大リスクに対処するプランを策定し、リスク発生時に対処プランを実行するというサイクルを繰り返していく。
 

<実施・コントロールフェーズ>
・進捗報告とレビューは、現場から正直かつタイムリーな情報を収集するプロセス。情報をいち早く捉えるための報告体制を整備する。
・スコープの変更は、スコープ管理で捉える。
→成果物に対する顧客の期待が変化するにつれて、仕様に対する要求が変化する。
→変化に伴うプロジェクト当事者間の論争を最小限にするために、積極的に変更をさばいていくのがスコープ管理である。


ということで、今回は以上です。

今回は概論でしたが、個々のフェーズの詳細はまた改めてまとめていきたいと思います。


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