駆け出しエンジニアの気ままにブログ

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【経済まとめ】世界のお金(マクロ経済)の規模と構成についてまとめてみる。  

お金

会社の数字や戦略、業界の市場規模を知ることが商品企画にはとても大切ですが、もっと大きな視点でトレンドを知ることも大切です。

ということで今回は、世界で動いているお金(GDP)の規模とその構成(いわゆるマクロ経済学)についてまとめていきたいと思います。

GDPって何?
大きな視点(国単位)で経済を俯瞰する際、よく出てくるGDPについて復習です。
GDPとはGross Domestic Product(国内総生産)の略です。国内で一定期間に生み出された付加価値(財貨やサービス)を集計したものであり、経済成長の指標数値として使われます。
GDP(付加価値)の構成は、三面等価の原則から「賃金・給与」、「利益・配当」の合計と見なすことができ、また、「民間最終消費支出」、「民間企業設備投資」、「民間住宅投資」、「民間在庫品増加」、「政府最終消費支出」、「公的固定資本形成」、「公的在庫品増加、財貨・サービスの純輸出」の8つの要素の合計と見なすことができます。
※ 三面等価の原則:生産 = 支出 = 分配

三面等価
引用元: http://www.mof.go.jp/pri/index.htm

世界のGDPの合計
2015年の全世界の名目GDPの合計金額は約73兆USD、日本円換算(※)すると、約8,800兆円になります。
※2015年12月の為替レート120円/ドルで計算

各国の構成比は下図の通りであり、アメリカが1位(約18兆USD)、中国が2位(約11兆USD)、日本が3位(約4兆USD)となっています。

日本は3位とはいえ、アメリカ、中国との溝が大きく、この2つの国の動きが世界的に重要であることがよくわかりますね。

名目GDP
引用元: http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html 

アメリカ・中国・日本のGDP推移
アメリカ・中国・日本のGDP推移は下図の通りであり、1980年代よりアメリカが成長し続けていること、2000年頃から中国が急速に成長していることが確認できます。
また、日本は1980-1995年にかけては成長していたものの、以降成長が止まり、5兆USD 前後で経済が停滞していることが確認できます。
1990年代後半はいわゆるバブルの崩壊がありました。その後、日本は、人口も2004年をピークに減少しており、バブル崩壊に端を発した経済停滞が続いていると考察できます。

アメリカ中国日本の推移
引用元: http://li-opt.com/knowledge-contents/stats-gov-cn-201

世界の一人あたりのGDP
今度は視点を変えて、平均的な国民の豊かさを測る一人あたりGDP(GDP/人口)を見てみます。

一人当たりGDP
引用元: http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html

ランキングは大きく変わり、1位はダントツでルクセンブルク(約10.2万USD)、少し溝があってスイス(約8.1万USD)、カタール(約7.7万USD)と続きます。
一人あたりGDPにおいては、金融や石油、ギャンブルを生業としている国が強いですね。

アメリカは6位(約5.6万USD)、日本は26位(約3.2万USD)、中国はランク外(約0.8万USD)となります。
アメリカやイギリスは、GDPも一人あたりGDPも高い水準で安定しており、平均的には豊かな暮らしができていること(※)といえます。 対して中国は、GDPは高いですが、一人あたりのGDPはまだまだ低く、平均的な暮らしは豊かとは言えません。
※富裕層と貧困層の格差があるため、平均だけを見て「一人当たりのGDP高い=全国民が豊か」とは言えない点には注意が必要です。
格差社会における格差の度合いを調べるには、分散値や中央値を調べる必要がありますが、今回のテーマからは脱線するため考察はここで止めます。


まとめると、

・2015年時点の世界のGDP合計は約8,800兆円。
・アメリカと中国の2国でGDP合計の4割を占めており、この2国の経済成長は現在も続いている。
・日本のGDPは約500兆円であり、1990年代のバブル崩壊以降ほとんど経済成長していない。
・一人当たりのGDPは、金融や石油、ギャンブルを生業としてる国が強い。
・日本の一人あたりGDPは約390万円(世界ランク26位)であり、世界的にはそんなに高くない。

といったところでしょうか。

次回はスコープを日本国内に絞り、日本のGDPの内訳についてもう少し見ていきたいと思います。

ということで、今回は以上です。今回もお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m


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category: その他

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【本まとめ】資本論の入門書「マルクス自身の手による資本論入門」をまとめてみた。(3)  

shihonron_nyuumonn

今回も前回に引き続き「マルクス自身の手による資本論入門」についてまとめていきます。


Chapter 09 資本の再生産過程と蓄積過程

Point 15 社会は、消費をやめることができないように生産をやめることもできない。


生産糧は、あらかじめ取り決められた時間決めの労働力の購買によって準備される。この準備は、労働の販売期間が満了し、一定の生産期間(週、月など)が終わるごとに更新される。
労賃の形態で労働者のもとに還流するのは、労働者自身によって生産される生産物の一部である。

Chapter 10 資本主義的人口法則

Point 16 資本主義的生産様式では、資本の再生産につれて、より大きな資本家、より多くの賃労働者が生まれる。


個々の資本家たちは商品を安くすることで戦う。
剰余価値の一部がたえず資本に追加されて生産過程に用いられるから、労働力の買い入れに使われる資本もたえず増加する。


Point 17 資本増大につれて、生産手段に投下される部分(不変的な価値部分)は増大し、労働力に投下される部分(可変的な価値部分)は減少する。


社会的労働の生産性が増加していくのと同じ度合いで、労働者階級は同時に、自分自身の構成員のなかのたえず増加する人数を過剰にするための、解き離すための、いわゆる過剰人口に転化するための手段をつくりだしていく。


Point 18 資本蓄積が労働者を過剰にする一方、過剰人口も資本蓄積の一つのテコとなる。


大工業はたえまのない変革のなかにあり、自分の与えられていた行動領域をしばしば突発的に拡大しなければならず、新たな行動領域を征服していくための、自由にできる労働者大衆を無条件に必要とする。
資本は、現役労働者だけでなく、どんな瞬間にも生産に入れたり、必要に応じて取り出したりできるような産業予備軍をも必要とする。


Point 19 労賃の高騰が広がらざるをえないほどの労働人口の減少が生じたことはなかった。


労働者が不足すると、労働手段の改良要求が現れ、新たな機械が発明されるなど生産過程が変革されるので、むしろ労働者は過剰になる。
より多くの労働者を必要とするときは、いますぐ必要とするのであって、10年、20年先になって必要とするのではない。


Point 20 就業労働者の数は資本が増大しても同じ度合いは増加せず、むしろ、大工業の進展につれてその増大の比率は減少する。


資本の蓄積は、労働の需要を増大させるが、他面からは、資本主義的生産様式の拡大と発展とに刺激を与えることによって「解き離された」労働者の供給とそれが就業者に加える圧迫とを増加させる。
このような基礎のうえで行われる需要供給の法則の運動は、資本の専制を完成する。

Chapter 11 資本主義的過剰人口のさまざまの形態

Point 21 資本主義的生産様式においては、労働者の不足と過剰とが同時に存在する。


資本は、成人男子労働者よりも相対的に多数の若年労働者を使用するが、他方で、分業は労働者を特定の生産部門に縛りつける。
資本は、労働力を急速に消費するので、労働者は中年になると過剰人口の隊列に落ち込むか、より低級の労働をしなければならない。


Point 22 停滞的過剰人口こそ資本特有の搾取諸部門の広大な基礎である。


停滞的過剰人口は、現役労働者軍の一部をなしているが、きわめて不規則にしか就業できない部分であり、彼らの生活状態は勤労諸階級の平均的な生活状態以下に落ち込んでいる。
過剰人口には、最長の労働時間と最低の賃金とが住みついているおり、労働者階級のこの要素こそ、最も急速に増加する。
最低の労賃を受けとるような労働者部類が最も多人数の家族をもつのが事実である。このことは弱くていじめられることの多い動物種族の大量的な繁殖を思い起こさせる。
過剰人口の沈殿部分となっているのは、まったくの窮乏、すなわち被救済民状態。
第一に、労働能力のあるもの、すなわち、ときどき仕事をみつけることができるだけで、ときどきは生活保護を受けてくらすような人々、物乞いをしているような人々。
第二に、孤児や貧児です。第三に、堕落した人々、零落した人々、労働不能者など。

Chapter 12 現代の資本の起源

Point 23 資本主義の関係は、資本主義的生産様式の出発点であるような資本蓄積(本源的な資本集積)があったことを示している。


資本蓄積は剰余価値を前提とし、剰余価値は資本主義的生産様式を前提とするが、資本主義的生産様式は、また、商品生産者たちの手のなかに大量の資本があることを前提とする。


Point 24 生産手段から労働者を分離することこそが「本源的」な資本形成である。


一方には生産手段の所持者が、他方には労働力の所持者がいて、どちらも自分のものを自由に処分できるのでなければならない。また、労働力の所持者は、人身的にだれにも属していないという意味で自由であるばかりでなく、労働力以外のあらゆる所有物からも自由でなければならない。そうでないと、彼らが自分の労働力を自由意思で得ることを強制されない。
一方では、労働する人々とそのものを第三者の所有物とするような諸関係が解体する過程、他方では、直接生産者による自分の労働手段の所有が解体する過程、という二つの歴史的過程を含む。


Point 25 発展の出発点は労働する人々の隷属であり、この発展の前進は、隷属の形態変化にあった。


分離過程はブルジョア社会の発展史の全体を包括する。発展史は「封建的強制から労働する人々の解放」から「封建的搾取様式の現代的な搾取様式への変転」の叙述する。

Chapter 13 むすび

Point 26 「生産手段の集積」も「労働の社会化」も、「資本主義的な外皮」とは調和できなくなる一点に到達し、外皮は打ち破られる。


生産手段のための労働者の私的所有は小経営の基礎であり、「社会的生産」と「労働者の自由な個性」の発展の条件である。
小経営はそれ自身がもたらした生産発展の邪魔になり、大工業によって代わられるが、大工業は分散的な生産手段を用いることができない。
資本主義的私的所有は終わり、他人の所有の取得者が収奪され、個人的所有がふたたびつくりだされるが、それは、現代の生活様式の成果を基礎にして行なわれる。
土地と、労働そのものによって生産される生産手段とを共同占有する、自由な労働をする人々のアソシエーションが生まれまる。

今回のポイントとしては、

・資本増大につれて「生産手段」への投資が増え「労働力」への投資は減る。
・「過剰人口」こそ資本特有の搾取諸部門の広大な基礎である。
・「過剰人口」には「最長労働時間」と「最低賃金」が住みつき、この要素は最も急速に増加する。
・「生産手段」から「労働者」を分離することが「本源的な資本形成」。
・出発点は労働者の隷属であり、前進は隷属の形態変化。
・「生産手段の集積」も「労働の社会化」も、いずれ「資本主義的な外皮」と調和できなくなる一点に到達し、外皮は打ち破られる。

といったところでしょうか。

「過剰人口による最長労働と最低賃金が資本主義の礎」という視点を持つと、高度経済成長期における日本や、現在の中国など、過酷な環境下で発展する社会の姿にも重なります。
なんとなく、人間社会における普遍的な特性が垣間見えるようでおもしろいですね。

ということで、「資本論入門のまとめ」は今回で終了です。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。m(_ _)m


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